01
赤字にならない販売価格の決め方
これらをすべて積み上げた総額を「販売価格」にすれば、赤字にならずにモノづくりを続けることができます。
モノづくりを継続するための元手となる資金
●販売手数料(Creemaの場合)
決済総額(作品価格+送料)の10.67%(税込)
●原価
材料費、人件費、梱包費など
その他
他に「送料」もありますが、商品価格に含めずに別途とすることができますので、今回は除外して考えます。
「利益」は人件費ではありません!
「時給(人件費)」は、あなたの大切なお給料です。一方で「利益」は、次の新作を試作したり機材をメンテナンスするための「運営資金」。ここを混同して利益を削ってしまうと、活動の寿命を縮めてしまうので要注意です!
02
あなたの「時給」はいくら?
自分の「時給(人件費)」を、自分で決めるという経験は、多くの方にとって初めてのことですね。少々気が引けると思いますが、下図を参考に、自分がモノづくりをする「目的」で時給を考えてみましょう。
03
制作時間(人件費)の決め方
先ほどの「時給」と「制作時間」を掛け合わせれば「人件費」を求めることができます。
1.試作品をいくつか作る
2.その中から自信のある作品を再度制作
3.販売用の作品を作る
初めて作る作品は、どうしても試行錯誤の時間が長くなるので、その制作時間から人件費を求めて価格に乗せると、驚くほど高価になってしまいます。
このため、価格については「2作品目」を作る場合をイメージして設定することをお勧めします。
販売価格を途中で見直してもOK
頻繁に売れる作品については、複数個をまとめて作るのがオススメ。
そうすることで制作時間は一気に短縮されます。時間が短縮されたら、その時点で販売価格を見直すのもいいかもしれませんね。
04
利益(活動継続費)はいくらが適切?
新しい材料の購入や、お気に入りの機材のメンテナンス、さらには次の新作を生み出すための試作品の制作費。これらはすべて「利益」で賄われます。
この中で、原価が占める割合を「原価率」と呼び、一般に利益をどの程度に設定するかは「原価率」で考えます。
経験を積んでスムーズに制作できるようになれば原価率は自然と下がりますので、最初のうちは原価率60%程度を目標にしてみてください。
05
売れ筋の価格帯について
AIに「売れ筋の価格帯」を尋ねるのも賢い方法です。
以下に、プロンプト(AIに伝える指示文)の例を記載しましので、ChatGPTやGeminiに入力してご活用ください。
なお、このプロンプトは商品写真があることを前提としているので、完成イメージの写真もご用意ください。
AIに伝えるプロンプト
添付した画像は、私が制作したハンドメイド作品です。
この作品を「Creema」で販売する場合、類似商品の「売れ筋の価格帯」を教えてください。また、その価格帯で選ばれている商品の「共通する特徴(デザインや素材感など)」も簡潔に分析してください。
逆に、「原価から求めた価格」の方が高くなってしまう場合は、その価格を販売価格にします。
06
楽しく続けるための価格設定
安易な安売りをせず、作る楽しみが失われない価格設定にすることが大切です。