ひし形のシックなウォールシェルフを作成してみましょう!
この作品は「焼桐」という木材を利用して制作します。

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今回制作する作品の紹介

制作する作品の完成状態を確認しましょう!

レーザーカッターで制作したひし形の木製ウォールシェルフ(完成見本)
  • 壁に設置されたひし形ウォールシェルフのインテリアコーディネート例
  • 木製時計のクローズアップ。レーザー加工による精密なカット面と、サンディング・オイルフィニッシュで仕上げた滑らかな木の質感。
  • ひし形のウォールシェルフのサイズが寸法線で示された写真画像
  • ウォールシェルフの台座の裏側部分を写真撮影した画像
  • ウォールシェルフの背面を撮影した写真画像。右上には吊りカンが取り付けられている
  • ウォールシェルフの背面に取り付けられている吊りカンを拡大した写真画像
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展開図で構成をチェック!

この作品は、全部で8つの木の板で構成されています。
前面のひし形は、14の4枚の焼桐(黒い板)を組み合わせて作ります。

ひし形のウォールシェルフの展開図。各部品には1~8の番号が振られており、構成が一目でわかる。
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必要な工具や材料

今回の課題は、厚さ9mmの焼桐と、厚さ3mmの合板を利用し、出力10W以上のレーザーカッターで板をカットします
焼桐はもともと黒い色の木材ですが、水性ステイン(オリーブ)を塗布して黒色の質感を強調します。

レーザーカッター サンディングペーパー 木材(厚さ3mmの板) 木材(9mmの焼桐) 水性サンディングシーラー 水性ステイン(オリーブ) 水性ウレタンニス(艶消し) 木工用ボンド スプリングクランプ 吊りカン
  1. レーザーカッター ..... レーザーの力で彫刻したり、板を切断する加工機です。
  2. サンディングペーパー ..... 紙やすりです。今回は400番、1200番の2種類を利用します。
  3. 木材(3mmの板) ..... 厚さ3mmのシナ合板を利用します。
  4. 木材(9mmの焼桐) ..... 厚さ9mmの焼桐を利用します。
  5. 水性サンディングシーラー ..... サンディングの前に塗布すると滑らかな平面に仕上げることができます。
  6. 水性ステイン ..... 木材を着色する染料です。今回はオリーブという色を使用します。
  7. 水性ウレタンニス ..... 木材の表面を保護するニスです。
  8. 木工用ボンド ..... 木材を接合する際に利用するボンドです。
  9. スプリングクランプ ..... 洗濯バサミのように、バネの力で板を固定する道具です。
  10. 吊りカン ..... ウォールシェルフの裏面に取り付けて、ピンフックで壁に掛けられるようにする金具です。
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制作の流れ

3Dモデルから2Dの加工用データ(DXFファイル)を作成したら、レーザーカッターで必要な部材をすべて切り出し、組み立ててから全面にニスを塗布して完成させます。

3Dモデルを確認 3Dモデルを確認 DXFファイルをエクスポート DXFファイルをエクスポート 板をカットする 板をカットする 組み立てる 組み立てる 木材の表面仕上げを行って完成 木材の表面仕上げを行って完成
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CADデータを確認する

それでは解説動画を視聴して、作品の形状を確認してください 。受講生の方は3Dデータをダウンロードし、加工用のDXFファイルを出力してみましょう
3DCADの習得や、本作品をアレンジして販売したい方は、ぜひe-GrooveのCAD講座の受講をご検討ください

※再生ボタンを押すと音声が再生され、動画は全画面表示に切り替わります。

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背板の制作

はじめに、ウォールシェルフの8背板を切り出してから表面処理をして仕上げます。

ひし形のウォールシェルフの展開図。各部品には1~8の番号が振られており、構成が一目でわかる。
厚さ3mmの板をレーザーカッターにセットし、レーザーヘッドの位置を調整したら準備完了です。

3DCADから書き出したDXFファイルを、レーザーカッター専用アプリで読み込んだら「8背面」の板を切り出します。

Fusionのスケッチ図面

#400程度のサンディングペーパーで面取り処理を行います。表面に付着したコゲやヤニが気になる場合は、表面全体を軽くサンディングして綺麗な状態にしましょう。

さらに表面を滑らかに仕上げますので、サンディングシーラーを塗布します
1時間程度経過して乾燥したら、#1200程度の細かいサンディングペーパーで表面を軽く研磨します。これで表面がスベスベになります。

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焼桐を切り出す

次はレーザーカッターに焼桐をセットして、すべての板を切り出します。

ひし形のウォールシェルフの展開図。各部品には1~8の番号が振られており、構成が一目でわかる。
Fusionのスケッチ図面 Fusionのスケッチ図面をもとにレーザーカッターで切り出した木材を並べた写真

すべての板を切り出すことができたら、#400のサンディングペーパーで、木材の角を削る(面取り)処理します
すべての角をサンディングする必要はありません。完成したときに見える部分や、手で触る可能性のある部分だけをサンディングしましょう。

木材の角をサンディングする前の状態

サンディングが終わったら、ステイン「オリーブ」を全面に塗布します。これにより、高級感のある黒い風合いになります。
さらに、面取り処理で下地の木が見えてしまった部分も黒く着色することができます

木材にステイン「オリーブ」を塗布する前のbefore写真 木材にステイン「オリーブ」を塗布した後のafter写真
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組み立てる

それでは切り出した板を組み立ててみましょう。

ひし形のウォールシェルフの展開図。各部品には1~8の番号が振られており、構成が一目でわかる。

木工用ボンドで接合する前に、それぞれの板が正しく組み立てられるか確認します
34に空いている穴に、67の支え板をはめ込んでみます。

木材を組み立てる前のbefore写真 木材に「支え板」を差し込んだ状態のafter写真

つづけて、5棚板も組み合わせてみます。

木材に「支え板」を差し込んだ状態のbefore写真 木材に「棚板」を差し込んだ状態のafter写真

問題なく組み合わせできることが確認できたら、一度、すべて取り外してバラバラの状態に戻します

木材に「棚板」を差し込んだ状態のbefore写真 再度、組み立て前の状態に戻したafter写真

それでは木工用ボンドで接合してみます
8背板の表面にボンドをまんべんなく塗布したら、14のパーツを接着させます。
必要に応じクランプなどを使ってしっかり接着させてください

クランプで2枚の板をっ着させているafter画像

5時間以上経過してしっかり接着したことを確認したら、67の支え板にボンドを塗布して差し込みます。
つづけて、5棚板もボンドを塗布して差し込んだら、しっかり固定されるまでしばらく待ちます。

木工用ボンドで支え板を接合した写真 木工用ボンドで棚板を接合した写真

木工用ボンドは時間が経つと透明になるので、白くはみ出したところは気にしなくてもOKです。
これで組み立ては完了です。

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ニスを塗って完成!

組み立てが完了したら、最後の仕上げとして全体にニスを塗布します
1回の塗布で不十分と感じたら、乾燥してから2回の塗布を行ってください。

完成したウォールシェルフにニスを塗布する前のbefore写真 ニスを塗布した状態のafter写真

ニスがしっかり乾いたら、背面の好きな位置に、ドライバーを使って「吊りカン」を取り付けます

吊りカンの写真 ウォールシェルフの背面に吊りかンをドライバーで取り付けている写真

吊りカンを取り付けたら完成です!お疲れさまでした。
このウォールシェルフは押しピンで手軽に固定できるので、ご自宅の好きな場所に設置したら、好きなものを飾ってみましょう。
自分で手間をかけて仕上げた作品は、既製品にはない風合いと愛着を感じさせてくれるはずです。

完成したひし形のウォールシェルフを白い壁に取り付けた写真
完成したひし形のウォールシェルフを窓際の壁に取り付けた写真
完成したひし形のウォールシェルフをデスクの上の壁に取り付けた写真
スキルアップ